探検隊は私の中でかなりの時間プレイしたゲームで、大好きな作品です。
はじめは闇を遊び、その後に空が出たのでメインで遊んだのは空でした。
時闇とエピソードは全く同じですが、こちらはシステムが見直されて
かなり便利に遊びやすくなっています。
追加エピソードもあるのでこれから探検隊を遊ぶならぜひ空を。
なぜ急にこの話を…？というのも、閲覧専用pixivアカウントでブックマークしてた、
「ジュプトルと主人公の関係」を書いた小説を久しぶりに読んだからなんですよね。
ゲームアカを運用していた時に、Wii UのVCを使って空の探検隊の二周目を遊んだ時がありました。
やっぱりこの作品良いよなぁと噛み締めつつ、
当時プレイした時から自分の中で思いを馳せていた感情にも再熱して二次創作を探してみたんですよね。
それが、ジュプトルと主人公の関係です。
ブックマークしてた小説からタグ検索したら作品が増えていた事にも気付き、
色々と読んでいたら小説内のとあるセリフを見た瞬間
ぶわっと目が熱くなってすごくドキドキしてしまった…。
自分が闇の探検隊で遊んだのは高校生の時だったと思います。
プレイ記録をガラケーで撮ってた記憶がある。
性別を主人公は女の子、パートナーは男の子でストーリーを進めていました。
当時この2人+ジュプトルを見た感想は「軽い修羅場…？」でした。
言い訳にしかならないけど、まだ当時の自分はそれ以外に合う言葉を上手く当て嵌められなかったし、
深く考えたりもできなかったと思います。
その時はFEも遊んでましたが、やっぱり同じように男女の関係を恋愛感情があるかないか、
って振り分けてました。
数年越しにプレイしたら「そんな単純な感情じゃない」ってハッキリ思えるようになりました。
「オマエはオレの親友だった」ってセリフは、最初に見た時にすごく刺さりました。
ゲームでのジュプトルは優しくてすごくカッコいい。
記憶を失くした主人公が自分のことを覚えていないと分かっても、
それでも会えて良かったと。それだけ言って、終わる。
けど私も含めて、小説を書いた方たちも「それだけで終わらない」と思うから
自分の中で色々と馳せたり作品として解釈を残してるんですよね。
主人公→女の子、パートナー→男の子前提で話すことになりますが
彼女の隣というポジションが、離れ離れになっている間に他の男に取られていたという事実。
未来にあたる世界で2人、パートナーであり親友という関係でずっと頑張ってきて
死ぬのも一緒のはずだった。2人で消えるはずだった。出会った時から最期まで一緒だったはずなのに。
記憶を失った彼女が新たに信頼を寄せた相手が既にいて、
未来世界で築いた関係は記憶とともになくなっていて。
それに対してジュプトルが持つ感情は、彼女が無事で良かった事と
信頼できる新しいパートナーと出会えて良かったと思う事だけじゃないはず。
ゲームの中のジュプトルは祝福の感情しか見せないけれど、
少しくらいドロドロとした感情を持っていたって考えても良いんじゃないかな…。
ジュプトルと主人公の関係は？と言われて一言で表すなら「パートナー」なんですが、
ただの親友同士で終わらせたくない。
じゃあそこに恋愛感情を含めるのか？と言われると、即答はできなくて。
もちろん相手の事を好きか？って言われたら間違いなく「好き」で。
「パートナー」って言葉の中に色んなものが詰め込まれている。家族のような愛もある。
恋愛感情のその先にあるような「ずっと一緒にいるのが当たり前」な感じとか。
その関係が未来世界でのジュプトルと主人公。
それが過去に行く途中離れ離れになった瞬間失われて、関係が一方的になくなってしまった。
そして彼女の隣、ジュプトルがいたポジションには他のポケモンがいる。それを、簡単に、
「良かった」って言葉で済ませられるはずがない。
本来ならそこには最期まで自分がいるはずだったのだから。
プレイヤーの100%の妄想。
ゲームのジュプトルは主人公思いで、
最後は新たな彼女のパートナーに託してヨノワールを道連れにする。
「最高のコンビ」って言葉をかけて。ずっとずっとジュプトルはかっこいい。
こんなにドロドロとした感情を持っていたはず、というのは私の妄想でしかありません。
それでも、ジュプトルが主人公にかける言葉の節々から特別な想いを抱いていた事は確かなので、
そこに人間味のある感情を見出して考えてしまいます。