遺書、公開。最終刊の感想

ネタバレなのでワンクッション。

廿日市ーーーッ!!!

一番ゾワッと来たのが、
この最終巻まで敬語で話し続け
ほとんど表情もなく淡々としていた廿日市が
「いいよ」と、
見せたことのないにんまりとした笑みを携えて答えたところ。
えっ…。

1位の人間が抱える悩みを、
姫山の死を利用して周りに伝える。
揺れ動く人間関係を楽む。
1位の人間の悩みを知らない姫山の一言に対して、許せなかったから。

「死んだってかまわない。」
じゃあ、望み通り1位にしてあげる。
ある時真実に気付いたら行き着く結末を予想していながらも、
だって死んだってかまわないんだもんねって。
どうなるかを、廿日市はただただ観察してた…。