絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode

無印で腐川さんに惹かれてたので最初からワクワクではじめました。
好きなキャラクターが主役ポジションにいるってすごい。嬉しい。
正直最初は腐川さんに友達!?腐川さんは誰とも親密になって欲しくないな!?と
へんなこじらせをしてたんですが、プレイしてたらこまるとの友情尊い……とあっさり落ちました。
また腐川さんが好きって人だけじゃなく、狛枝くんが好きな人もオススメな内容でした。

以下システムから感想。

 

拡声器型ハッキング銃

単にガンガン撃ってモノクマを壊す機能だけじゃない、ユーモアある性能も持った銃。
踊れの機能面白いし強いし好き。
序盤は敵に囲まれた時にジェノサイダー翔(以下ジェノ)に交代してたんですが、
ちゃんとこまるだけでも上手く対処できるようにギミックがあるので
後半はそっちメインで倒してました。機能を使い分けて進むのが楽しかった!

人格交代

気を失うかくしゃみをする事で人格交代する腐川さんですが、
ゲームシステム上それでは自由に交代できません。
ということで新たに「スタンガンを当てると人格交代」の設定が追加されました。
そうしないと成り立たないもんね…。
ただジェノに交代した時のスタンガン持ったカットインが結構好きだったり。
ドッキリポイントが多々ある中で、ジェノの存在だけで頼もしい事この上ありません!
腐川さん⇄ジェノ交代時ボイスも中々面白いのでついついクスっとなってしまう笑

動作の一つ一つにこまるとジェノの違いが出ていて見てるだけで面白いです。

ミニゲーム

パックマンようなイントロ・タイトル名と共に始まる、モノクマ一掃チャレンジ。
ハッキング銃の決められた機能のみを上手に使うと、気付かれる事なく殲滅する事ができます。
なぜか1体だけ残っちゃったり、やり方わかんね!って時は
評価は落ちますがジェノに無双してもらう事もできるのでありがたい…。
結構ハラハラするし好きでした。

 

各Chapter感想

 

prologue

監禁されていた部屋のドアから突如現れたモノクマ。
ガタガタした時に早速腐川さんの登場か?と思いきや、
ドアを破壊した物体はどう見えてもハサミじゃない。

アニメ終了と共に操作に切り替わり、最初はとにかくモノクマから逃げる。
と、ここで「カメラがリバースじゃない…!!」といつものやつ入りました。
ただ逃げるだけのシーンなのに、一気に恐怖度が上がる始末。この後ちゃんと切り替えられました。

白夜様から貰った拡声器型ハッキング銃は、弾数無限で全ての機能付き。
もっと色々試しておけば良かった(後悔)。
この後まさか弱体化されるとは!というかこのゲームの時系列どこだっけ。
何してるの狛枝くん…。そもそも狛枝くんなのか??

大人達の死体で遊ぶ、残酷で無邪気な子どもたち。
その中でも「希望の戦士」と名乗る5人がこまる達に立ちはだかる。
うんやっぱ召使いさん狛枝くんだな…。

希望の戦士達は大人を「魔物」と呼び、狩り尽くしてこども達だけの楽園を作るために活動。
この時点では明確な理由もまだで、「こどもながらの純粋さと残酷さ」しか表に出ていない。
だけど物語を進めていくうちに、徐々に希望の戦士達の過去が仄めかされるようになります。
先にV3をやった私にとってはこの子たちだけはどうか、
本当の意味でのフィクション作品であって欲しい、という
どうにもならない勝手な願望を抱いてしまうのでした…。

 

Chapter1

病院の屋上でジェノサイダー翔と会うこまる。ここから2人で一緒に行動する事に!

腐川さんはコロシアイ学園生活の時から成長していて、絶望の中で諦めるこまるを励まします。
昔の腐川さんだったら、「もう終わりよ!」って頭を抱えそうですよね。
昔の自分を見ているみたいだとこまるに言葉を掛けます。
ただ成長したというだけではなく、白夜様のためというのも関係あるかもですね。

過去の自分の人生を思い返しつつ、絶望の中でも生きていくしかないと強い表情を見せます。
この表情がほんとに良くてですね。腐川さん変わったなぁ…。

ここで、こまるのように希望の戦士に追われる少年「朝日奈くん」に出会う。弟か!
共に生き延びようね…と思った矢先に、腕輪が爆発して退場。うそでしょ?

マサルくんの発言により希望の戦士達への見え方が変わってきます。
明確にどんな過去を持っているかが語られるわけではないですが、
お酒の匂い、という単語が出るだけでも想像できます。あぁ…

 

Chapter2

希望の戦士達が大人に敵意を向ける意味が分かりつつある一方で、
変わらず大人達が惨い殺され方をされている状況を見せられます。操り人形こわすぎ。

新キャラ「シロクマ」登場。赤目を隠し、大人達を保護する味方。
大丈夫これ裏切ったりしない?

地下に保護された大人達が集まる秘密基地には、葉隠くんの…姉…??の存在。
訛りが出るところ可愛い。いくら大人のワザ(絶対エロ)使われたとしても、
モノクマ徘徊する中よく人助けいくよね!?助けに行く勇気ある大人男性達よ無事であってくれ…。

新キャラ、塔和グループの息子である灰慈さん登場。好き。

不二咲さんのお父さんも登場。そのまんまお父さんって感じ!!
会話聞いてて、途中で「お父さんも声宮田じゃん!!!」って1人ツッコミ。

そんなお父さんも、活躍後にモノクマに殺されてしまいます。
腐川さん1人だけがこの状況で、仲間の家族が死んでゆく様子を見ている状況つらすぎる。

希望の戦士蛇太郎くんは、容姿の醜さゆえにツギハギのマスクを被せられています。
が、実際にマスクを取った姿は美少年そのもので醜いのは彼の勘違いでした。
美しいからこそ両親は彼を守ろうとしたのかもしれませんが、
結果的に恐ろしい行為までさせてしまっています。

 

Chapter3

「可愛い」を消費され続けた空木言子ちゃん。
これもうね、現実的な問題でもあると同時にフィクション作品に対する消費にも繋がるわけで。
この子の発言一つ一つがゲーム内のこまると腐川さんに向けたものでありつつも、
画面を飛び越えた私達にも同じように届きます。

ついにバレた秘密基地!やっぱりいつかはこうなるよね…。
モノクマの大群が押し寄せて来た時、葉隠さん大丈夫!?と
いつも彼女が立っていた場所に向かいましたが姿は見えず。無事逃げたと信じたい。

記憶の共有がない腐川さんとジェノ。
こまるとケンカ中という事は当然知らず、ジェノはさらわれた彼女を助けに(?)行きます。
無限ジェノサイダーモード楽しい。
こまるがジェノに抱きついた時、一瞬「百合展開!?」とノリノリになりますが
すぐに「殺人鬼を信用するな」と突き放そうとします。
この、決して慣れ合おうとしない所が好きですね。
忘れてはいけない、腐川さんのもう一つの人格は人殺し。

 

Chapter4

ここでの狛枝くんとジェノのやり取りが好きなんですよね。
このゲームにおけるジェノサイダー翔はお助けキャラであり無敵の味方ですが、
殺人鬼であることに変わりはありません。
いくら腐川さんが制御できるようになったとしても、過去に起こした事件は消せないし残り続けます。
そんなジェノに対し、殺人鬼が友情だなんて…とハッキリ面と向かって言う狛枝くん。
ジェノを良い人間に見せ過ぎない部分がちゃんと書かれてるのが良いですね。

モナカちゃんとの会話で、2プレイ後に誰もが思ったことはあるであろう、
「なぜ狛枝くんは絶望に落ちたのか?」が明確になります。
2での狛枝くんの発言をトータルすれば答えは大体分かりますが、
それが公式からも正解ですよって言われた感じ。やっぱそうだよね。

 

Chapter5

ハイジさんの名前の由来が分かったところで、なぜ勘付く事ができなかったんだ!と
ちょっと悔しくなりました…笑
あとモナカちゃんの隠し部屋がハシゴの上にあるのに、部屋当てシーンで
「車いすだから一番下か、スロープ付きの二階やな!」と意気揚々と扉を開け無事死にました。
気付かない自分つら。

今回も例によって主人公を絶望に落とす選択肢。
これ合ってるよね?とプレイヤーが不安になるほどの長い時間でした。
両親(?)を見せられてついに崩れ落ちるこまる。その後に腐川さんの操作に移った時はもう。
こまるに駆け寄る、その操作をするだけなのになぜこんなに感動するのか。

絶望も希望もないED。
希望を手に入れられないまま終わったハイジさん。
これからの絶望にどう立ち向かうのか、希望の戦士達。生きてたのね、良かった。

 

このゲームも結構内容がグサグサくるので、終わったあとに色々考えさせられてしまう…。
ゲームの事は全てフィクションなのに、
それを飛び越えて色んな感情を持たせてくれます。